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実行委員長・前川 和俊 |
今や紀州の夏の風物詩として県内外に認知されつつある「燈籠祭(トウロウマツリ)」。
その起源は1928年(昭和3年)にさかのぼります。紀北町紀伊長島区赤羽川の川開きに地元・青年団が都鳥型燈籠を流したことが始まりで、全国的に宣伝されましたが時代の流れとともに若者の流出、予算不足などの障害により1974年(昭和49年)を最後に中断しました。時は流れて1987年(昭和62年)、商工会青年部を中心とする若者たちの伝統復活への熱い想いにより13年ぶりに復活し、巨大燈籠が製作されました。
今年の燈籠祭は、復活後20年間の歴史を継承し、新たなる挑戦の一歩を踏み出したいと思います。また、組織に於いてもサブタイトルの『何事も船頭のあらまほしきことなり』といったことわざ(何をするにしても船頭〈指導者〉がいなければ物事はうまく進まないと言う意)にあるようにこれからの燈籠祭(地域)の指導者を育てる力強い厚みのある組織づくりを目指し、5年10年先も祭りを続けることが出来るように、人材育成・メンバー拡充を図ってまいります。そのため若い世代に技術・ノウハウを継承し、ボランティアを募り、祭りの楽しさ、共感・感動の和を広げていきます。
2007燈籠祭実行委員会は、いつまでも新鮮であり、人と人とが関わりを築ける、誰もが参加できる『燈籠祭』を創り上げます。
夏の夜のひととき、花火とともに夜を彩る燈籠、未来への夢と希望の輝きを・・・
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