今年の大燈籠は、『宝船』を製作します。船は航海の間に様々な試練を乗り越え、目的地にたどりつく様はまるで燈籠祭そのもののように感じます。煌びやかな塗装や金銀財宝を乗せた宝船にします。
また、燈籠煉りに使われる『恵比寿・大黒天』の中燈籠が『宝船』の上に乗り、クライマックスの「燈籠と花火の競演」をさらに盛り上げます。
「何事も船頭(せんだち)はあらまほしきことなり」
この言葉は元々、吉田兼好の「徒然草」の一説を読みかえたものです。
原文には「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」 意)ちょっとしたことにも、案内者はあって欲しいものである。
とありますが、この「先達」を宝船を案内する「船頭」と置き換えました。
この紀北町という宝船を導いていく船頭に、次の世代が参加しかなければならいとの想いから今回の燈籠祭のテーマとしました。
大燈籠
全長4.8m、高さ3m
注目は『恵比寿・大黒天』の中燈籠で会場内を“招福乱舞”と題して煉りを披露するなど、祭当日は、「見るだけでなく、参加できる祭へ」をテーマに、ご来場いただいた皆さんに楽しんでもえるようなイベントをたくさん企画しております。
招福乱舞燈籠煉り